アメリカ環境保護庁(EPA)は、2020年におけるアメリカ合衆国本土48州の火力発電所からの窒素酸化物(NOX)、二酸化硫黄(SO2)、二酸化炭素(CO2)、水銀の年間排出量のデータを公開した。石炭発電量が減少し、天然ガスや再生可能エネルギーによる発電量が増加する傾向は継続しており、2019年と比較するとSO2は19%減(1990年比では95%減)、NOXは16%減(1990年比では88%減)、CO2は11%減、水銀は17%減となった。なお2020年の電力需要は、経済活動の縮小により2019年比で3%強減少した。酸性雨プログラム(ARP)と州間大気汚染規制(CSAPR)のデータによれば、米国東部の大気中における硫酸塩エアロゾル濃度は、2000~2002年と2017~2019年で比較すると47~83%減少し、同期間における硫酸塩の湿性沈着量も68%減少しており、1990年当時と比べると酸性雨が大幅に改善されたことが確認できる。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA)ニュースリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 地球環境 大気環境 |
キーワード | 再生可能エネルギー | 窒素酸化物 | 二酸化硫黄 | 二酸化炭素 | 天然ガス | 水銀 | アメリカ環境保護庁 | 火力発電所 | 大気汚染物質排出量 | 硫酸塩エアロゾル濃度 |
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