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 イギリス自然環境研究会議、地球温暖化対策における航空業界の貢献内容を紹介

発表日:2021.11.04


  イギリス自然環境研究会議(NERC)は、温暖化を1.5℃に抑えるという2050年までの残りの温暖化対策予算のうち、最大で6分の1を航空産業が消費する可能性があるという研究結果を紹介した。同研究結果では、航空産業の二酸化炭素(CO2)排出量がこれ以上温暖化を促進しないために、毎年排出量を削減しなければならないことが示唆されている。また、同研究で紹介されている代替燃料への移行などの解決策は、温暖化を最小限に抑えるための明確な道筋を示しているが、実施するには時間がかかる。しかし、短期的には、航空業界が今すぐ実行できることがあり、目的地での給油コスト節約のため必要以上の燃料を搭載(タンカリング)し、余分な燃料を消費することを禁止すれば、欧州だけで100万トン近くのCO2排出量を削減することができる。そのほか、航空管制の効率化や空中待機の最小化など、さまざまな解決策を紹介している。

情報源 イギリス自然環境研究会議(NERC)ニュース
国・地域 イギリス
機関 イギリス自然環境研究会議(NERC)
分野 地球環境 環境総合
キーワード イギリス自然環境研究会議 | 温暖化 | 二酸化炭素排出量 | 代替燃料 | 航空産業 | 温暖化対策予算 | タンカリング | 航空管制 | 空中待機
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