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 イギリス、沿岸域の水質予測を改善する研究プロジェクトを実施へ

発表日:2010.02.16


  イギリス、スペイン、ドイツ、イタリアなど欧州8ヶ国が協力し、沿岸域の詳細な水質予測のためのデータを、1週間ほどの短期間で提供することを目指す「FIELD_AC」プロジェクトが進められているが、この一環として、イギリスのリバプール湾で調査が実施される。このプロジェクトは、海と陸が接する沿岸域に着目し、危険な水域や汚染に関する警告が必要な漁業者や海水浴客、波や潮流に関する詳細な予測を求める海運事業者や洋上風力発電事業者等のニーズに応えようとするもの。アイルランド海東部に位置するリバプール湾では、プラウドマン海洋学研究所の研究者らが、浮遊物質量、栄養塩や微量金属の濃度、海洋生物への影響、波や潮流の強さや方向等を測定し、データを記録。人工衛星による観測や最新のコンピュータモデルと組み合わせて、沿岸域の流出水や水質、海洋関連事業への危険性、洪水の可能性などについて正確な予測が提供できるようになると期待されている。

情報源 イギリス自然環境研究会議(NERC) プレスリリース
国・地域 イギリス
機関 イギリス自然環境研究会議(NERC)
分野 水・土壌環境
キーワード 水質 | イギリス自然環境研究会議 | NERC | 沿岸 | 漁業 | 浮遊物質 | 栄養塩 | 汚染 | リバプール湾 | 微量金属
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