国連環境計画(UNEP)は、世界のGDPのわずか0.034%、約400億ドルの森林への追加投資が、2030年までに森林破壊を半減させ、2050年までに植林を140%増加させるほか、約500万人の雇用創出と、炭素隔離・除去の28%向上が可能との試算を発表した。これは、『グリーン経済における森林:統合』報告書で示したもので、グリーン経済の実現へ向けた森林の重要性及び、先進的政策と経済パラダイムの転換の必要性を指摘。生態系サービスへの支払(PES)や森林減少・劣化からの温室効果ガス排出削減(REDDプラス)によって資本としての自然の価値を高め、官民の投資を促進させることが必要であるとし、そのためには、投資に対する政府の政策・技術サポートと、企業や金融機関等によるリスク評価・保険サービスの提供が欠かせないという。森林の可能性を引き出すためには、土地や生態系の持続的管理とともに、社会・法・制度の整備が今後カギとなるとしている。
情報源 | 国連環境計画(UNEP) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 地球環境 自然環境 環境総合 |
キーワード | CO2 | 生態系サービス | 国連環境計画 | UNEP | 植林 | 投資 | 森林破壊 | グリーン経済 | REDDプラス | PES |
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