アメリカ海洋大気庁、富栄養化水域で酸性化が加速するとの研究結果を報告

発表日:2012.09.24

アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、富栄養化水域で発生するCO2が、大気中CO2の吸収とともに海洋を酸性化し、海洋資源やそれに依存する沿岸経済に影響を及ぼすとの研究結果を発表した。海洋酸性化は、大気中CO2、あるいは藻類の腐敗など有機物の分解によって発生するCO2を、海水が吸収し化学反応を起こすことによって生じ、ホタテガイやサンゴ等の殻や骨格の成長に影響を及ぼすとされている。NOAA等の研究では、新たな化学モデルを用いて、沿岸水域における塩分濃度、温度、大気中CO2濃度の一定範囲内での酸性度の上昇を予測した。大気中CO2の増加と、有機物分解によって発生するCO2の複合的な作用により、海水の酸性度は塩分・海水温が高い水域では倍に、低い水域では現行の12倍にも上昇する可能性があるという。現在、アメリカ西海岸の経済に年間約1億ドルもの経済効果をもたらしている太平洋岸北西地域のカキ漁業では、すでに殻の成長や繁殖などに海洋酸性化の影響が見られ、3000人以上の雇用への影響等も懸念されている。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 地球環境
自然環境
キーワード CO2 | NOAA | 沿岸 | アメリカ海洋大気庁 | 有機物 | 海水温 | 富栄養化 | 海洋酸性化 | 塩分 | 海洋資源
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