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 九州大、地球観測超小型衛星QSAT-EOS「つくし」の打上げに成功

発表日:2014.11.06


  九州大学は、地球観測超小型衛星QSAT-EOS「つくし」の打上げに成功したと発表した。「つくし」は、九州大学が開発してきた科学観測衛星の技術を元に、佐賀大学、鹿児島大学、九州工業大学、(有)QPS研究所ならびに九州内企業との協力関係をベースにして、地球観測ミッションの実現を図ったもの。サイズは縦横高さがいずれも約50cmで質量は約50kgと超小型で、低価格な衛星となっている。主ミッションである「災害監視の地球観測ミッション」と「超小型人工衛星の汎用バス開発」に加えて、以下の3つのサブミッションが行われる。1)新規開発センサによる微小デブリ観測、2)三次元地磁気観測による高精度宇宙天気予報、3)データ通信用電波自体を用いた局地的な集中豪雨や積乱雲の成長などのリアルタイム観測。今回、平成26年11月6日16時35分48秒(日本時間)に、ロシア連邦Yasny基地より打上げられ、ロケットから正常に分離し、予定の軌道に投入された。今後は、衛星と通信して動作状態を確認する予定という。

情報源 九州大学 2014.11.06リリース
機関 九州大学
分野 地球環境
キーワード 人工衛星 | 九州大学 | 災害 | 地球観測 | 集中豪雨 | つくし | 地磁気
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