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 東京大、超小型衛星「ほどよし1号機」打上げに成功

発表日:2014.11.07


  東京大学は、超小型衛星「ほどよし1号機」の打上げに成功したと発表した。「ほどよし1号機」は、地球観測(リモートセンシング)を目的とした1辺約50cmの立方体形状をした質量60kgの超小型衛星。衛星の打ち上げ後に取得が期待される画像を利用して、将来的に超小型衛星を利用したリモートセンシング事業に取り組む潜在的な事業者の掘り起こしをおこない、事業化に関する利用研究を進めることを目的としている。同衛星には、地上分解能6.7m、観測幅約28kmの光学センサが搭載され、高度500km-600kmの太陽同期軌道から地球を観測する。従来このような分解能と観測幅の地球観測には150kg以上の衛星が使われてきたが、最新の民生電子部品の積極的な活用等により60kg以下の質量で同等の機能を実現した。今回、平成26年11月6日16時35分(日本時間)に、ロシアのヤスネ宇宙基地より打上げられ、最初の日本上空通過時(日本時間同日20:50頃)に信号の受信に成功したという。

情報源 東京大学大学院工学系研究科 プレスリリース
東京大学大学院工学系研究科 プレスリリース(PDF)
機関 東京大学大学院工学系研究科
分野 地球環境
キーワード リモートセンシング | 人工衛星 | 東京大学 | 地球観測 | ほどよし
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