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 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構、熱交換可能な酸化物熱電モジュールの開発について発表

発表日:2008.11.18


  (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、同機構の産業技術研究助成事業の一環として、(独)産業技術総合研究所の主任研究員舟橋良次氏が、熱交換可能な酸化物熱電モジュールを開発したと発表した。廃熱を直接電気に変換できる熱電発電は、エネルギーの有効利用と環境負荷の低減という観点から期待されている。しかし、従来の熱電発電モジュールは、熱交換性が悪く、耐久性や耐酸化性に乏しいという課題があった。本研究では、世界最高の変換効率をもつコバルト系酸化物熱電材料を用いて、熱交換性と耐久性に優れる六角形のパイプ型モジュールを開発。800℃の高温での繰り返し使用に耐える耐久性と低コスト化を実現した。このモジュールを給湯器へ導入することで、給湯機能に加えて、熱電発電による電気及び過熱蒸気が得られ、単なる湯沸かし器がトリジェネレーションシステムへと多機能化するという。

情報源 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) プレスリリース
機関 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
分野 地球環境
キーワード 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO
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