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 東芝、スペイン・マドリード州で可搬式蓄電池システムの実証実験を開始

発表日:2015.09.29


  (株)東芝は、スペイン・マドリード州のアルカラ・デ・エナレス市において、スペインの電力大手GNF社と共同で、GNF社の商用電力系統を使用した蓄電池システムの実証実験を、2015年9月29日に開始したと発表した。スペインでは、再生可能エネルギー比率が30%を超え、不安定な系統が課題となっており、需要変動にあわせた安定した系統構築のニーズが高まっている。今回の実証事業は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「安全・低コスト大規模蓄電システム技術開発」に採択された「系統安定化用の低コスト高出力蓄電システムの技術開発」プロジェクト。アルカラ・デ・エナレス市内の変電所に東芝のリチウムイオン二次電池を搭載した可搬式蓄電池システム(出力500kW、容量776kWh)を設置。変電所が供給する電力需要の変動を蓄電池システムの充放電によって平滑化することにより、一時的な電力需要の増加に対しても変電所の配電能力を超えないように抑制するなど配電系統の安定化への貢献効果を検証するという。

情報源 (株)東芝 プレスリリース
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) ニュースリリース
機関 (株)東芝 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
分野 地球環境
キーワード 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | 東芝 | スペイン | 蓄電池 | 系統安定化 | 変電所 | 電力需要
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