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 NEDO、タイでバイオエタノール製造コスト削減技術を実証

発表日:2015.11.12


  新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)とタイ科学技術省国家イノベーション庁(NIA)は、タイでバイオエタノール製造コスト削減技術を実証したと発表した。これは、キャッサバデンプン製造工場でキャッサバイモからデンプンを抽出した後に発生するキャッサバパルプ(タピオカ残渣)を対象に、日本で技術開発された高温発酵酵母を適用し、80kl/年のバイオエタノール製造能力を持つパイロットプラントによるバイオエタノール製造技術の有効性を明らかにするため、実施してきたもの。高温発酵酵母の使用と、糖化と発酵を同時に進める操作方法(並行複発酵)を組み合せて、設備費の削減等を実証した。その結果、パイロットプラントでの実証運転で得た知見・データから、スケールアップ機での製造コスト目標15タイバーツ/lを達成可能となり、バイオエタノール製造コスト削減技術の有効性を明らかにした。今後、タイ国内や東南アジア地域への同技術の普及拡大により、温室効果ガスの排出削減を目指すという。

情報源 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) ニュースリリース
機関 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
分野 地球環境
ごみ・リサイクル
キーワード バイオエタノール | 温室効果ガス | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | 実証 | タイ | コスト | キャッサバ | タピオカ
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