新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と新日鐵住金(株)、JFEスチール(株)、(株)神戸製鋼所、日新製鋼(株)、新日鉄住金エンジニアリング(株)は、パイロット規模の試験高炉が新日鐵住金の君津製鉄所内に完成し、2016年度から実証を開始すると発表した。同高炉は、高炉からのCO2発生量を抑制するとともに、発生したCO2を効率的に分離・回収技術を開発するためのパイロット規模(容積12m3)の試験高炉。これを用いて、コークス製造時に発生する高温の副生ガスのコークス炉ガス(COG)に含まれる水素と、このCOGを改質して水素を増量し、これらの水素を鉄鉱石の還元材として利用することでコークス使用量を削減し、高炉からのCO2排出量を削減する技術と、製鉄所内で未利用の排熱をエネルギー源として利用し、高炉ガス(BFG)からCO2を分離・回収する技術の実証を行う。これら取り組みにより、2030年頃までにCO2排出量を約30%削減する技術を確立し、2050年までの実用化・普及を目指すという。
情報源 |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) ニュースリリース
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機関 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) (株)神戸製鋼所 JFEスチール(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | 神戸製鋼所 | JFEスチール | 新日鉄住金エンジニアリング | 新日鐵住金 | 日新製鋼 | CO2分離・回収 | 高炉 |
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