国土交通省は、電気自動車等の乗車人員を感電から保護する基準を策定した。これは、現在導入が進んでいる電気自動車及び電気式ハイブリッド自動車(以下、「電気自動車等」)において、高電圧による感電を防止するため、「道路運送車両の保安基準」等を一部改正したもの。今回の改正では、電気自動車等について、高電圧部分への直接接触の防止、絶縁抵抗の確保、漏電による間接接触の防止、の各観点から規定を設け、適合を義務づけた。また、国際基準との整合化を図るため、「車両等の型式認定相互承認協定」に基づく規則を改正した。これらの改正により、電気自動車等の安全確保とともに国際流通の円滑化、コスト低減等が図られ、効率的な車両安全対策の推進が期待されるという。