気象庁、エルニーニョ・ラニーニャ現象が発生していない平常の状態であると発表(2016年6月速報)

発表日:2016.07.11

気象庁は、2016年6月のエルニーニョ監視速報を発表した。同庁では、エルニーニョ現象など熱帯域の海洋変動を監視するとともに、それらの実況と見通しに関する情報を「エルニーニョ監視速報」として毎月1回(10日頃に)発表している。今回の発表によると、2016年6月の実況は、エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態が続いているとみられる。これは、エルニーニョ監視海域の海面水温が基準値より0.1℃低く、基準値に近い値となったことや、以下に示した太平洋赤道域の海洋と大気の状態から、予測されたもの。1)海面水温:中部から東部にかけて平年より低かった、2)海洋表層の水温:西部から東部にかけてのほぼ全域で平年より低い、3)太平洋赤道域の対流活動:日付変更線付近で平年並、4)大気下層の東風(貿易風):中部で平年並。今後の見通しとして、夏の間にラニーニャ現象が発生する可能性はこれまでの予測に比べて小さくなり、ラニーニャ現象の発生が秋になる可能性も出てきたという。

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