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 環境省、（仮称）洋野風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出

  環境省は、岩手県で計画されている「（仮称）洋野風力発電事業に係る計画段階環境配慮書」について、平成28年12月22日付けで経済産業大臣に対し環境大臣意見を提出した。同事業は、日本風力開発（株）が、岩手県九戸郡洋野町及び久慈市において、最大で総出力162,000kW（2,000～3,600kW級×40～45基程度）の風力発電所を設置するもの。事業実施想定区域及びその周辺では、鳥獣保護法に基づく岩手県指定鳥獣保護区などが存在し自然環境の保全上重要な地域であるとともに、クマタカ等の希少猛禽類の生息が確認されているほか、ガン・カモ類等の渡り鳥の渡り経路となっている可能性がある。また、同区域の近隣には複数の住居等が存在している。今回の環境大臣意見では、1）風力発電設備の配置等を検討するに当たって、騒音等や風車の影による生活環境への影響を回避又は極力低減すること、2）鳥類に関する調査、予測及び評価を行い、風力発電設備等の配置等に反映すること、等を求めている。

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