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 東京工業大、新たな触媒を用いた選択的なアセタール化反応に関する研究成果を紹介

発表日:2017.02.22


  東京工業大学は、新たな触媒が、糖由来化合物の5-ヒドロキシメチルフルフラールに対して、選択的に、アセタール化反応を促進することを発見した。新たな触媒は、高温高圧の熱水中で合成されたリン酸セリウム(CePO4)で、メタノールと5-ヒドロキシメチルフルフラールの液相反応において、従来の酸・塩基触媒(H2SO4、ナフィオンNR-50、モルデナイト等)に比べて、アセタール収率および選択率がそれぞれ78%と96%と高く、アセタール化反応を促進する機能が見出された。また、同触媒を用いて、バイオマス資源由来の化合物である5-ヒドロキシメチルフルフラールやグリセロールを含む様々な出発原料から、少なくとも16種類の多様なアセタール化合物合成が可能となり、バイオポリマーの原料・ファインケミカルズ合成、界面活性剤、燃料など製造技術に応用が期待できる成果であるという。

情報源 東京工業大学 プレスリリース
東京工業大学 プレスリリース(PDF)
機関 東京工業大学
分野 地球環境
キーワード バイオマス | 触媒 | 東京工業大学 | リン酸セリウム | アセタール | 糖由来化合物
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