国立環境研究所は、「適切排水処理システムの実用的な展開に関する研究」(研究代表者:珠坪一晃)の成果報告書を公表した。同報告書は、省エネルギー型の排水処理技術であるメタン発酵の実用的な展開に必要な基礎知見を得るため、国内外の研究機関と連携し技術の最適化、性能実証を行った結果を取りまとめたもの。研究の結果、これまで技術適用が困難であった低有機物濃度排水の無加温処理と、温室効果ガスの大量排出要因となっているバイオエタノール製造廃液の省・創エネルギー処理のための適切メタン発酵技術を提案することができた。今後、この成果を有機性排水処理の省エネルギー化とそれに伴う温室効果ガスの削減、開発途上国における排水処理技術の普及などの施策に結びつけ、水環境および地球環境の保全に役立てていくという。
情報源 |
国立環境研究所 報道発表
国立環境研究所 プロジェクト報告 |
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機関 | 国立環境研究所 |
分野 |
地球環境 水・土壌環境 |
キーワード | バイオエタノール | 省エネルギー | 温室効果ガス | 国立環境研究所 | 排水処理 | 水環境 | 有機性排水 | メタン発酵 |
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