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 豊田通商、使用済自動車に由来する樹脂のリサイクル実証事業を開始

  豊田通商（株）は、（公財）自動車リサイクル高度化財団の「平成29年度自動車リサイクルの高度化等に資する調査・研究・実証等に係る助成事業」に採択を受けて、使用済自動車の破砕残さから取り出した樹脂部品のリサイクル可能性実証事業を本格的に開始すると発表した。自動車に採用されている樹脂の重量比は増加する傾向にあり、発生する破砕残さのうち樹脂部品は約33%を占めている（同社調べ）。2017年度は、自動車メーカーから提供された情報に基づく回収候補部品の選定に取り組み、2018年3月から破砕・粉砕した実際の樹脂部品の劣化度合などを検証する。引き続き2019年度まで、1）使用済自動車1,000台を中部地区の協力解体業者が解体し、同社が各種データを収集し、2）共同実施者の、いその（株）が樹脂部品の劣化度合等を検証するとともに、3）（株）矢野経済研究所が課題の整理、取り外し工数の低減や輸送時のコスト低減方法などを検討するという。

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