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 早大など、レアアース泥の選鉱手法の確立を目指した研究開発成果を公表

発表日:2018.04.10


  早大など、レアアース泥の選鉱手法の確立を目指した研究開発成果を公表 早稲田大学と東京大学の研究者チームは、千葉工業大学、国立研究開発法人海洋研究開発機構、東亜建設工業株式会社、太平洋セメント株式会社、東京工業大学、神戸大学と共同で、南鳥島周辺海域に分布するレアアースの資源量を解明し、レアアース濃集鉱物を選択的に回収する技術の開発に成功した。南鳥島周辺の排他的経済水域(EEZ)内には、レアアース(希土類)は重要な金属資源と見られており、それを高濃度で含む深海堆積物である「レアアース泥」の分布を正確に把握する技術が求められている。今回の研究グループは、同海域で採取した堆積物コアについて、新たに化学分析を行い、既存の分析結果とあわせてGISによる可視化を行い、資源量を評価した。その結果、同海域(約2,500 km2)の資源量は1,600万トンと推定された。また、粒径分離によってレアアース泥中の総レアアース濃度を最大で2.6倍にまで高めることに成功したという。

情報源 早稲田大学 トピック
機関 早稲田大学
分野 環境総合
キーワード レアアース | GIS | 可視化 | 金属資源 | レアアース泥
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