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 JAXAと欧州気象機関、GOSAT観測データの世界的な利用に向けた取組を紹介

発表日:2019.05.17


  (国研)宇宙航空研究開発機構(JAXA)と欧州気象機関は、2019年5月14日に「温室効果ガスのリモートセンシング及び関連ミッションに関する協定」を締結したと発表した。パリ協定の枠組みの下で、締約国の政府は統計データから算出した温室効果ガス排出量について一覧表(インベントリ)を作成し、報告することが義務付けられている。一方、衛星観測データについては、地上観測により得られたデータの補完のみならずインベントリの正確性を確認する科学的根拠としての役割が期待されている。国立環境研究所、環境省およびJAXAは温室効果ガス観測技術衛星「いぶき(GOSAT)、いぶき2号(GOSAT-2)」を共同開発し、衛星観測データをオープンかつ無償で提供している。今回の協定により、GOSAT・GOSAT-2および欧州側の地球観測衛星(Metopシリーズ等)から得られるデータの精度向上や、均一性の確保などに向けたデータ交換や校正・検証などに取り組み、国際的な協力体制の構築を図りつつ、衛星データの正確性と信頼性に対する世界各国の理解促進につなげていくという。

情報源 宇宙航空研究開発機構 プレスリリース
機関 宇宙航空研究開発機構 欧州気象機関(EUMETSAT)
分野 地球環境
環境総合
キーワード リモートセンシング | GOSAT | 温室効果ガス | 宇宙航空研究開発機構 | JAXA | インベントリ | GOSAT-2 | 温室効果ガス観測技術衛星 | 欧州気象機関
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