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 金沢工業大、災害時用「太陽光発電・給湯ユニット」の設計コンセプトを紹介

発表日:2019.07.04


  金沢工業大学は、石川県白山市の(株)アクトリーが東京大学や石川県工業試験場と共に取り組む、「太陽光発電・給湯ユニット」事業化促進事業において供試される実証装置の設計概要などを紹介した。(株)アクトリーは自然災害時の電力供給や給湯対策を視野に入れて、新たな太陽エネルギー回収システムの研究やプロトタイプ開発を進めている(平成26~28年度)。平成29年9月から同社敷地内において「追尾集光型」システムの実証実験を開始し、集光した太陽エネルギー量の25%を電気、40%を熱(高温水)として回収できることを確認している。同大学は、東西方向に固定された架台式のシステムを運搬・移設が容易な「コンテナ収容式」とし、ロボット工学を応用した「2軸追尾システム」を設計した。10フィートコンテナの基礎の上に、太陽の方向に回転し、集光パラボラが仰角方向に動くユニットが搭載されたもので、発電パネルが太陽の影に入るという課題が克服され、既存システムの最大2倍近い年間発電量が期待できるという。

情報源 金沢工業大学 ニュース
機関 金沢工業大学 (株)アクトリー 東京大学 石川県工業試験場
分野 環境総合
キーワード 太陽光発電 | 東京大学 | 石川県 | 金沢工業大学 | 白山市 | (株)アクトリー | 石川県工業試験場 | 追尾集光型 | コンテナ収容式
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