国内ニュース


 NEDOとIHI、「水中浮遊式海流発電システム」の通年実証試験に着手

発表日:2019.08.06


  (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と(株)IHIは、実海域における「水中浮遊式海流発電システム」の実証試験を開始すると発表した。両者は、海流エネルギーの活用に向けて、2017年度に実証機(定格出力:約100 kW)を制作し、鹿児島県十島村口之島沖の黒潮海域で自律制御システムの性能を確認するとともに、海流特性の精査などを行った。その後、2018年度から始まった「海洋エネルギー発電実証等研究開発(終了予定:2020年度)」において、発電性能の確認を進めるとともに、本格的な実証試験の実施に向けた準備を進めてきた。今回、離島などにおける事業化を目指して、四季を通じた実証試験を計画し、運転時にタービン翼や浮体の傾きを調整する自律制御プログラムや、実証機内部の排熱機能の改良、海流の乱れ防止のための整流板の増設などの改良を施し、併せて系統接続のための調査や地元との調整などを実施した。改良された実証機は2019年8月中旬に2017年度に試験を行った海域に設置され、同年秋から技術確立にむけた実証運転を開始するという。

情報源 新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース
(株)IHI 研究開発
機関 新エネルギー・産業技術総合開発機構 (株)IHI
分野 環境総合
キーワード NEDO | IHI | 鹿児島県 | 十島村 | 水中浮遊式海流発電システム | 海流エネルギー | 海洋エネルギー発電実証等研究開発
関連ニュース

関連する環境技術