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 三菱ケミカルと日本製紙、両社の生分解素材を組合せた機能性包材を開発

発表日:2020.06.09


  三菱ケミカル(株)と日本製紙(株)は、植物由来のコハク酸を主要モノマーとする「ポリブチレンサクシネート(PBS)」と、バリア性を付与した「紙」を積層した、新しい包装材料を共同開発した。三菱ケミカルは、生分解性を有するPBSを開発し、タイに新会社を設立し、特許群の集約や管理を図りつつ、2017年から商業生産などを本格化している。一方、 日本製紙は、製紙や塗工の技術を応用し、酸素や水分を寄せ付けいない紙製品を開発している。今回、両社は、プラスチック製のパッケージやストロー等における代替需要への対応や、製品のさらなる用途展開の一環として、新しい環境配慮型・循環型包材の開発に取り組んだ。PBSと紙の生分解性のみならず、熱で融着する機能(ヒートシール性)や、内容物の品質劣化を防ぎ、香り成分を逃さない機能などを有し、菓子やコーヒー豆等の食品パッケージ用途に適しているという。

情報源 三菱ケミカル(株) NEWS(PDF)
日本製紙(株) ニュースリリース
機関 三菱ケミカル(株) 日本製紙(株) 
分野 環境総合
キーワード プラスチック | 紙 | 植物由来 | モノマー | パッケージ | コハク酸 | 包装材 | ポリブチレンサクシネート | バリア性 | ヒートシール性
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