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 森林総研、スギ林の気候変動影響に係る研究成果を紹介

発表日:2021.03.19


  森林総合研究所は、「気候変動が人工林に及ぼす影響を予測する(PDF:約5 MB)」を公開した。この刊行物は、農林水産研究推進事業委託プロジェクト研究の一環として、同研究所が第4期中長期計画(平成28年度~令和2年度)の間に実施した研究開発の成果をとりまとめたもの。プロジェクト研究は、気候変動が人工林に及ぼす影響を高精度、高解像度で予測する技術の開発を目的とし、同研究所、信州大学および岐阜大学からなるコンソーシアムが3つの小課題(①林分の成長に影響する環境要因の抽出及びマッピング、②)環境条件に対する樹木の生理的応答及び林分成長特性の解明、③樹木の肥大成長とフラックス観測データとの比較解析)に取り組み、気候変動が人工林へ及ぼす影響評価の全国マッピングを目指して実施された。日本のスギ林用「炭素循環モデル」の構築、気候シナリオに基づく将来(2100年)予測、スギの生理特性や他手法を考慮した比較検討・改善などの成果を、一連の研究を通じて見えてきた新視点(トピック)と共に紹介している。

情報源 森林総合研究所 刊行物
機関 森林総合研究所
分野 地球環境
自然環境
キーワード 気候変動 | 森林総合研究所 | 人工林 | 信州大学 | 岐阜大学 | 気候シナリオ | 炭素循環モデル | 生理的応答 | 肥大成長 | フラックス観測
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