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 JAXAとHonda、月周回有人拠点及び月面での活用を目指して循環型再生エネルギーシステムのFSを開始

発表日:2021.06.14


  宇宙航空研究開発機構(JAXA)と本田技術研究所(Honda)は、月周回有人拠点(Gateway)及び月面での活用を目指して「循環型再生エネルギーシステム」の実現性検討(FS)を開始する。アメリカが提案する月及び火星に向けた国際宇宙探査計画「アルテミス計画」では、Gatewayの建設及び月面着陸、さらにはその後の持続的な探査が計画されており、日本は2019年10月に参画を表明している。今回FSに着手するシステムは、GatewayやJAXAが研究を進めている有人与圧ローバへの供給を想定し、高圧水電解システムと燃料電池システムを組み合わせ、太陽エネルギーと水から継続的に酸素・水素・電気を製造するもの。JAXAが検討してきたミッションのシナリオ等に基づき、JAXAは検討条件の設定を、Hondaは実現に向けた技術検討を担当する。2021年度は先行研究で見出された課題に対し、試作による評価等を行い、2022年度に予定しているシステムの成立性検討につなげていくという。

情報源 宇宙航空研究開発機構(JAXA) プレスリリース
本田技研工業(株) ニュースリリース
機関 宇宙航空研究開発機構(JAXA) 本田技研工業(株)
分野 環境総合
キーワード JAXA | 太陽エネルギー | FS | 燃料電池システム | 月周回有人拠点 | Gateway | アルテミス計画 | 有人与圧ローバ | 高圧水電解システム | ミッション
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