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 環境省、低コスト・低負荷型土壌汚染調査対策技術検討調査(令和3年度)の評価結果を公表

発表日:2021.07.09


  環境省は、令和3年度の低コスト・低負荷型土壌汚染調査対策技術検討調査の評価結果を公表した。同調査は、低コスト・低負荷型の土壌汚染の調査及び対策に資する実証試験段階の技術を開発するとともに、当該技術開発の結果を評価し、公表することにより、土壌汚染対策の推進を図ることを目的とするもの。令和3年度の評価対象技術は、(株)竹中工務店が実施した「クロロエチレン類を対象とする加温併用型バイオオーグメンテーション工法」で、嫌気条件下にてPCE、TCEなどのクロロエチレン類で汚染された土壌・地下水に、クロロエチレン類を脱塩素化する微生物であるNIT01株を投入し、土壌及び地下水汚染を浄化する原位置浄化技術であり、従来技術と比較して高い浄化性能を有することが確認された。経済性についても技術目標を達成しており、分解微生物の導入量の最適化や高密度培養を検討することで、さらなるコストの低減が期待される。また、環境への負荷について、浄化期間の大幅な短縮によってプラント運転のエネルギー使用量が低減するともに、騒音、振動及び大気の環境汚染を生じさせる懸念は低いという評価結果となった。

情報源 環境省 報道発表資料
環境省 資料PDF
機関 環境省
分野 水・土壌環境
キーワード 地下水汚染 | 環境省 | 大成建設 | 竹中工務店 | 土壌 | バイオオーグメンテーション技術 | クロロエチレン類 | バイオオーグメンテーション工法 | 浄化性能 | 高密度培養
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