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 NEDO、燃料電池の普及拡大に向けた先端的な研究開発を継続支援

発表日:2021.07.15


  (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、2021年度「燃料電池等利用の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官連携研究開発事業(2020~2024年度予定)」の採択案件を発表した。同事業は、燃料電池の自立的普及拡大に資する基盤技術の開発や、新規用途の開発・大量生産を可能とする生産プロセス等に対する助成を通じて、日本の燃料電池技術の競争力を強化し、世界市場における確固たる地位の確立を目指すもの。3つの研究開発項目のうち、「共通課題解決基盤技術開発」と「水素利用等高度化先端技術開発」については委託事業、「燃料電池の多用途活用実現技術開発」については1/2助成事業となっている。2020年度は46件を採択し、2021年度は前年度カバーされていない分野を対象に提案の公募、審査が行われた。今回新たに、固体高分子形燃料電池(PEFC)の燃料電池自動車(FCV)実装において触媒や電解質膜と並ぶ重要な部材である「セパレータ」の表面処理技術等に関するテーマ6件、PEFCおよび固体酸化物形燃料電池(SOFC)の革新的ブレークスルーのアイデアを幅広く創出するための研究開発7件、水素貯蔵システムの損傷蓄積・寿命評価シミュレーション技術の構築に向けた検査技術等の開発4件など、計24件を新規採択した。

情報源 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース
機関 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構
分野 環境総合
キーワード 燃料電池 | SOFC | PEFC | セパレータ | FCV | 固体高分子形燃料電池 | 水素貯蔵システム | 共通課題解決基盤技術開発 | 水素利用等高度化先端技術開発 | 用途活用実現技術開発
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