国内ニュース


 環境省、パリ協定6条の市場メカニズムについて国際会議の成果を公表

発表日:2022.02.18


  環境省は、オンラインで開催された「第1回パリ協定6条国際会議」の成果を公表した。同会議は、パリ協定6条の市場メカニズムの実施拡大に向けて、各国政府関係者等における体制準備や能力構築のための具体的な検討を進展させることを目的に開催したもの。令和4年2月17日に、100か国以上(約1000名)が参加し、6条の実施に関する体制・能力構築支援について議論した。会議では、冒頭UNFCCC事務局より、COP26での6条実施指針の決定内容や、2022年の6条作業計画についての紹介があり、先進的に6条2項の市場メカニズムの構築を進めている国の関係者より6条ルールの合意を踏まえた今後の作業や体制整備・能力構築支援ニーズについての発表が行われた。日本からは、我が国が世界に先駆けて実施しているJCMについて、透明性向上に係るワークショップの開催等の取組や国内の体制等などを紹介した。その後、「能力構築支援ニーズの特定」のパートにおいて、6条実施に向けて支援内容として、「6条ルールの解説教材の開発」、「理解向上に関するWSの開催」、「先進事例の共有」等が特に重要であるとの言及もあった。第2回となる会合は同年3月7日に開催され、制度・ガバナンスの枠組みや能力開発に関する関係政府・民間の具体的なニーズに焦点を当て、市場メカニズムを早期に実施するための課題を明らかにしていくという。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 地球環境
キーワード 環境省 | 先進事例 | 枠組み | ガバナンス | 市場メカニズム | パリ協定 | パリ協定6条国際会議 | 6条ルール | 解説教材
関連ニュース

関連する環境技術