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 鳥取県と丸紅、使用済太陽光パネルのリユース促進で協定

発表日:2023.10.23


  鳥取県は、丸紅と「使用済み太陽光パネルリユース促進に関する連携協定書」を締結した(調印式:令和5年10月27日)。日本国内ではFIT制度導入以降、急速に太陽光発電の導入が進む一方で、太陽光パネルの使用寿命等を考慮すると2030年代半ばには年間約80万トンの使用済み太陽光パネルが排出されると予想されて、将来の大量廃棄問題が懸念されている。また、自然災害等で、毎年数千トン程度の使用済みパネルが継続的に発生しており、使用済み太陽光パネルの廃棄問題はすでに顕在化している状況にある。同県では、2022年度末までに事業用太陽光発電だけでも約359MWが導入されており、大量廃棄時代に備えて県内の体制整備の必要性が高まっている。同社では、使用済み太陽光パネルの処理に積極的に取り組み、2021年から効率的な回収、適切なリユース・リサイクルを目的とした情報管理プラットフォーム実証事業を開始、2023年にはリユースとリサイクル関連サービスを提供するリクシア(株)を設立し対応を強化している。両者は、同協定の締結により、県内の使用済み太陽光パネルの情報共有、発電事業者に対するリユースの普及啓発活動、情報管理プラットフォームの利用推進等を進め、循環型社会の形成、並びに脱炭素化社会の実現に貢献していくとしている。

情報源 鳥取県 報道提供資料
丸紅(株) ニュースリリース
機関 鳥取県 丸紅(株)
分野 ごみ・リサイクル
キーワード リサイクル | リユース | 丸紅 | 廃棄物 | 太陽光パネル | FIT | 鳥取県 | FIT制度 | 大量廃棄 | 使用済み太陽光パネル
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