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 化学物質の環境リスク初期評価(第22次取りまとめ)公表

発表日:2023.12.25


  環境省は、化学物質の環境リスク初期評価(第22次取りまとめ)を公表した。同省は、化学物質による環境汚染を通じて、人の健康や生態系に好ましくない影響が発生することを未然に防止するため、科学的な知見に基づき、多数の化学物質の中から相対的に環境リスクが大きいと想定される物質をスクリーニング、環境リスク初期評価を実施している。今回、取りまとめの結果「詳細な評価を行う候補」とされた物質はなく、健康リスク初期評価で1物質、生態リスク初期評価で3物質について「更なる関連情報の収集が必要」とされた。累計322物質の環境リスク初期評価と102物質の生態リスク初期評価が取りまとめられたことになる。健康リスク初期評価で、更なる関連情報の収集が必要な物質された、吸入曝露物質(環境汚染物質を一般環境大気から吸入)としてヒドロペルオキシドは、近年、地球温暖化やヒトの健康に影響を与える重要な物質だと考えられている。同省では、環境リスク初期評価の結果を、「化学物質の環境リスク初期評価:第22巻」として取りまとめ、インターネット上で公表される。

情報源 環境省 報道発表資料
化学物質の環境リスク初期評価関連サイト
機関 環境省
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | 環境リスク | 環境汚染 | スクリーニング | 環境リスク初期評価 | 吸入曝露物質 | ヒドロペルオキシド
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