ダイハツ工業(株)は、CO2削減効果が期待される2燃料自動車(以下DFV)を開発し、秋田県が2010年秋より実施予定の実証試験向けに、試験車両(軽自動車)を提供すると発表した。今回のDFVは、その燃料として、バイオエタノール水とガソリンの2系統を有している。DFVの主要技術は、ダイハツと(株)豊田中央研究所との共同研究によるもので、生成時のCO2発生量が少ないバイオエタノール水を使用できるのが最大の利点である。同社は今回、バイオエタノール水使用時の課題とされていた燃焼室内の潤滑性の低下を抑制するため、ガソリン燃焼時に発生する熱を利用したバイオエタノール水の温度調整のほか、VVT(可変バルブタイミング機構)による吸気流の最適化を実施している。また、DFVに加え、同社はバイオエタノール混合燃料「E10」への対応試験を進めており、今回の実証試験では、同社が提供するDFV1台(試験場での走行試験)、E10対応試験車2台(公道走行試験)が使用される予定という。
情報源 |
ダイハツ工業(株) ニュースリリース
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機関 | ダイハツ工業(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | バイオエタノール | CO2 | E10 | 実証 | 走行試験 | 秋田県 | ダイハツ工業 | 2燃料自動車 | DFV | 豊田中央研究所 |
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