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 (株)IHI、省電力でメンテナンスフリーの機械式2次電池を開発

発表日:2008.02.19


  (株)IHIは、省電力でメンテナンスフリーの機械式2次電池を開発した。この2次電池は、瞬時電圧低下(瞬低)および停電時に電力を供給する瞬低補償装置や無停電電源装置(UPS)などの蓄電部に用いるもの。従来、こうした蓄電部には鉛バッテリーが用いられているが、寿命が5~7年で定期的な交換が必要であり、鉛の廃棄のための環境負荷や、付帯設備を含めたランニングコストが問題であった。今回同社では、交換が不要(メンテナンスフリー)で電力損失が従来の約1/10となる独自の超低損失磁気軸受を採用。これにより、待機電力が従来の機械式2次電池の約1/2(1.5kW以下)となる省エネを達成した。また、鉛バッテリーに必要な空調・換気の専用区画が不要となるため、建設コスト・空調電力コストが削減でき、充電時間が数分で充放電による劣化がないなどの利点もあるという。

情報源 (株)IHI  プレスリリース
機関 (株)IHI
分野 地球環境
健康・化学物質
キーワード 省電力 | IHI | 蓄電 | 二次電池
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