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 京都大学と大阪ガス(株)、地産地消型エネルギー循環モデルの共同実証を開始

発表日:2011.06.16


  京都大学と大阪ガス(株)は、同大学宇治キャンパス内に、日本で初めて「木質ペレット」と「太陽熱」という2種類の再生可能エネルギーを用いた空調システムを導入し、経済性を考慮しつつCO2削減効果を最大化するための最適制御を行う実証実験を開始した。同空調システムは、木質ペレットの燃焼熱と太陽熱を併用して冷暖房を行うもの。太陽熱を優先的に利用し、天候等により太陽熱を利用できない時、あるいは、太陽熱だけでは空調需要に満たない時には、京都市内の間伐材から製造した木質ペレットを利用し、必要な場合にはガスでバックアップする制御を自動的に行う。これらにより、システム全体の約45%を再生可能エネルギーでまかない、年間119トンのCO2削減を目指す。同実験は、平成25年3月末まで実施される予定で、実運用ベースでの省エネ・CO2削減効果の検証に加え、木質ペレットの焼却残渣の肥料等への有効活用や、さらなるCO2削減方策についても検討する。また、京都市内に加え、宇治市内の森林資源の活用も検討する予定で、「地域協働の地産地消型エネルギー循環モデル」の構築を目指すという。

情報源 大阪ガス(株) プレスリリース
機関 大阪ガス(株) 京都大学
分野 地球環境
キーワード 再生可能エネルギー | CO2 | 大阪ガス | 太陽熱 | 京都大学 | 空調 | 地産地消 | 木質ペレット | 京都市 | 宇治市
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