ドイツ、工業地区の企業間エネルギー交換を行う気候保護プロジェクトを支援
発表日:2016.01.05
ドイツ連邦環境省(BMUB)は、工業地区内の近隣の企業間でエネルギー(電力と熱)を融通し合い、共同でエネルギー効率を上げて気候保護を目指す新プロジェクトに、今後3年間で62万3000ユーロを支援する。このプロジェクトの中心は、工業地区内で隣接している複数の中小企業のエネルギー消費をグループ単位で分析することで、10の工業地区が対象となっている。企業の間で「エネルギー交換」を行うこと目標とし、そのためにどのようにエネルギー効率を高め、エネルギー需要を分散化することができるかを検討する。例えばある企業の廃熱が余っている場合、他の隣接した企業がその余剰分を使用する。この計画は基本的に二つの柱からなっている。一つはソフトウエアによるエネルギーシュミレーションモデルによる実証済分析方法で、この分析に関しては、カールスルーへ技術・経済大学が行う。二つ目は、企業のネットワーク化で、これはプロジェクトパートナーである資源効率・エネルギー戦略研究所(IPESS)が行う。