ドイツ政府、公共交通を推進するモデルプロジェクトを国内5都市で実施
発表日:2018.08.14
ドイツ連邦環境省(BMU)と連邦運輸省(BMVI)は、2020年までに二酸化窒素による大気汚染を改善することを目標に、5都市の公共交通を推進するプロジェクトに約1億3000万ユーロを支援する。5つのモデル都市(ボン、エッセン、マンハイム、ヘレンベルク、ロイトリンゲン)は、公共交通サービスの拡大、優遇チケット、移動手段の接続の改善、自転車道の構築などを通じて公共交通機関の改善と二酸化窒素汚染の削減を目指す。たとえばボンは「365ユーロのチケット」を導入し、市民は1日1ユーロで自家用車から公共交通機関に乗り換えることができる。ヘレンスベルクはデジタル化に力を入れ、制御システムにより交通の流れを改善し、輸送インフラとデジタル分野のネットワークを改善する。モデルプロジェクトは科学的にモニタリングが行われ、NO2削減の可能性が評価される。特に効果的な対策は、他の都市へ展開可能かが検討される。モデルプロジェクトに関する最初の中間報告書は、2019年の夏に提出される予定である。
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