フランス、住宅省エネ工事へのゼロ金利融資が好調
発表日:2009.07.20
フランスで、住宅のエネルギー効率化工事へのゼロ金利融資制度が好調な出足を見せている。エコロジー・エネルギー・持続可能な開発海洋省のボルロー大臣が、2009年4月半ばに、ゼロ金利融資の最初の契約調印に立ち会って以来、これまで1万5000軒以上の住宅の所有者等がこの契約を締結してきた。フランスでは、CO2排出量の42%が建物部門から排出されていることから、住宅のエネルギー効率を改善する工事へのゼロ金利融資制度は非常に重要な対策と考えられている。融資の対象となるのは、居住用・賃貸用の住宅で、戸建て住宅、集合住宅も対象となる。融資額の上限は3万ユーロ。10年間にわたって融資を受けることができ、一定の場合には15年間に延長することができる。この制度の開始から3ヶ月が経つが、テレビ、ラジオ、インターネット、全国のエネルギーインフォメーションセンターでの広報キャンペーンを通じて、積極的な情報提供が図られている。
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