国際熱帯木材機関、「国際熱帯デー」にあたり熱帯林保護に向けた取り組みを紹介
発表日:2022.06.29
国際熱帯木材機関(ITTO)は、毎年6月29日の「国際熱帯デー」に際し、アマゾン、コンゴ盆地、東南アジアの重要かつ広大な熱帯林の生態系における、同機関の活動の一部を紹介した。アマゾンでは「ITTOフェローシップ」による、択伐が可能な保全区でのコミュニティ交流会を実施し、社会的学習を提供した。コンゴ盆地では、林業に関する教育の提供などのプロジェクトを実施した。東南アジアでは、ITTOの越境プロジェクトが、インド-ミャンマー間の生物多様性ホットスポットの一部である、カンボジア、ラオス、タイが共有する国境沿いの保護地域群に対して、多国籍チームによる共通の越境管理の枠組みを開発した。熱帯林の重要な役割が国際的に認識されているにもかかわらず、農業、エネルギー、鉱業、輸送インフラのための土地を求める動きが森林破壊の主な原因となっている。国際熱帯デーは、持続可能な熱帯林業が森林の保全と、持続可能な利用のための重要な戦略であることを、世界に再認識させる機会である。
▲ページ先頭へ
新着情報メール配信サービス
RSS