国際エネルギー機関（IEA）は、オーストラリア、日本、インド、インドネシア、サモア、アメリカなどの閣僚による、クリーンエネルギー関連技術のサプライチェーンに関する会議と、関連する同機関による報告書などの内容を報告した。各国のエネルギーおよび気候変動のリーダーたちは、ネットゼロエミッションへの安全で安価な移行に必要なクリーンエネルギー技術の規模拡大と、サプライチェーン強化の方法について議論した。同機関は、太陽光発電、電気自動車用電池、低排出ガス水素などの主要技術のサプライチェーンに関する報告書を発表し、リチウムのオーストラリアやニッケルのインドネシアなど、多くの主要原材料生産国が存在するインド太平洋地域に関する具体的な洞察を提供した。また、半世紀にわたる石油の備蓄のように重要鉱物の備蓄を検討し、原材料の需要を減らすために強固なリサイクル産業を促進するなど、サプライチェーンの強靭性を強化するための協調策を呼びかけた。