アメリカエネルギー省、重要鉱物の国内供給を増やすプロジェクトを支援
発表日:2022.10.27
アメリカエネルギー省(DOE)は、クリーンエネルギーへの転換に必要な重要鉱物の国内供給を増やすための技術を開発する12州の16プロジェクトに対し、3,900万ドルの資金提供を行うことを発表した。選ばれたプロジェクトは大学、国立研究所、民間部門が主導し、銅、ニッケル、リチウム、コバルト、レアアースなどの重要鉱物の国内供給の拡大を可能にする技術の開発を目的としている。同国は電気自動車のバッテリー、風力タービン、ソーラーパネルなどの製造に必要な材料のサプライチェーンの強化に注力している。各国経済の脱炭素化に必要な重要鉱物の世界需要は、今後数十年間で400~600%増加すると予想されているが、アメリカは重要鉱物の加工品の多くを、敵対的な国も含む海外にますます依存している。このプロジェクトは、重要鉱物における海外依存を減らして国内での採掘、生産、加工、リサイクルを拡大し、国内のクリーンエネルギーのサプライチェーンを確保、高収入のクリーンエネルギー雇用を創出するという、同国政府の政策を支援する。
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