環境省、平成24年度水生生物放射性物質モニタリング調査結果(冬期調査)を公表
発表日:2013.07.12
環境省は、平成24年度水生生物放射性物質モニタリング調査結果(冬期調査)を公表した。同省では、モニタリング調整会議において決定された総合モニタリング計画に基づき、継続的に水環境(公共用水域(河川、湖沼・水源地、沿岸)等)の水質・底質について放射性物質モニタリングを実施している。今回、福島県内を中心に実施した、水生生物放射性物質モニタリング(冬期調査:(採取日)平成24年12月4日~平成25年1月18日)について、測定結果を取りまとめた。測定地点は、河川:6地点、湖沼:3地点、海域:3地点。水生生物(水生昆虫、藻類、甲殻類、貝類、魚類等)等を採取し、種類ごとに放射性物質濃度(放射性セシウム等)を測定。その結果、秋季調査と比較して放射性セシウム濃度は、河川・湖沼では低下が見られ、海域では同程度の水準であった。また、河川・湖沼に比べ海域の水生生物の放射性物質濃度は比較的低い傾向が見られた。同省では、平成25年度も継続的に水生生物の放射性物質測定を年3~4回程度で実施する予定という。