兵庫県は、平成25年度特別監視期間中の光化学スモッグ広報発令状況を公表した。同県では、光化学スモッグによる健康被害を未然に防止するため、光化学スモッグ広報等の発令を行っている。今回、平成25年4月22日から10月18日までの光化学スモッグ特別監視期間が終了し、発令状況等の概要を取りまとめた。同期間の光化学スモッグ広報等の発令日数は2日（予報1日、注意報2日）で、光化学スモッグによる被害の届出はなかった。過去10年間で平成23年度の1日に次いで少なく、平成22年度以降少ない状況が継続している。この要因として、今夏は太平洋高気圧とチベット高気圧がともに平年より強かったため、南ないし西寄りの風が卓越し汚染物質が拡散されやすかったこと、大陸からの汚染物質の移流が少なかったことなどが考えられるという。