大阪府は、平成26年度騒音に係る環境基準の達成状況を公表した。同府及び府内市町村は、騒音に係る環境基準の達成状況を把握するため、一般環境騒音（道路に面する地域以外の地域での騒音）及び自動車騒音（道路に面する地域での騒音）の測定を行っている。今回、平成26年度の結果をとりまとめた。一般環境騒音については、測定を実施した374地点のうち昼間（6時〜22時）及び夜間（22時〜6時）ともに環境基準を達成した割合は303地点（81.0%）となった。各年で測定地点の変更や地点数の増減はあるが、環境基準の達成状況は長期的にみて概ね改善傾向にある。一方、自動車騒音については、評価対象となる88万8千戸のうち、昼間及び夜間ともに環境基準を達成したのは、83万6千戸（94.2%）となった。対象となる全ての道路の評価を行うため、計画的に評価対象道路を増やしており、各年で評価の対象としている住居が増加していることを考慮する必要はあるが、環境基準の達成状況は、近年緩やかな改善傾向にあるという。