神戸市立須磨海浜水族園は、「平成28年度スマスイ自然環境保全助成」の助成対象研究10件を決定したと発表した。同助成制度は、調査・研究事業の一環として、神戸市および周辺地域における生物多様性の保護や、自然環境保全活動を推進していくため、近畿・中国・四国地方で、生物多様性に関する保全を目的として調査に取り組んでいる団体や個人に対し、活動に必要な費用の助成を行うもの。今回、公募を行い審査した結果、NPO法人空から自然を考える会の「瀬戸内海における空から見た自然環境の記録」、NPO法人豊かな森川海を育てる会の「山田川の生物相、特にトンボ類の生態と豊かな川づくりへの活用」など10件の助成対象研究を決定した。助成期間は、平成28年5月15日から平成29年3月31日。なお、平成29年3月に同助成研究の報告会が行われる予定という。