環境省、平成27年度農用地土壌汚染防止法の施行状況を公表
発表日:2016.12.16
環境省は、農用地土壌汚染防止法(農用地の土壌の汚染防止等に関する法律)に基づく対策地域の指定、常時監視及び土壌汚染対策事業に関する平成27年度の施行状況を公表した。同省では、農用地土壌汚染防止法に基づき、農林水産省とともに農用地の土壌汚染対策を進めており、平成27年度における結果は以下の通りであった。1)常時監視の結果、農用地土壌汚染対策地域の指定要件基準値以上(玄米中カドミウム濃度0.4mg/kg)のカドミウムを3地域で検出。2)新たに農用地土壌汚染対策地域に指定された地域はなく、1地域が指定解除された。3)新たに福岡県大牟田(昭和開北部第二)地域で、農用地土壌汚染対策計画が策定された。4)平成27年度末の対策事業等完了面積は7,038haで、指定要件基準値以上の特定有害物質が検出された、または検出されるおそれが著しい地域(基準値以上検出等地域)の92.7%で対策事業等を完了した。