愛知県、平成28年度大気汚染調査結果を公表
発表日:2017.06.16
愛知県は、平成28年度の大気汚染調査結果を公表した。この調査は、愛知県及び大気汚染防止法に定める4政令市(名古屋市、豊橋市等)が、同法第22条第1項の規定に基づき、二酸化硫黄等の大気汚染常時監視及びベンゼン等の有害大気汚染物質のモニタリングを行っているもの。調査結果の概要は以下のとおり。1)大気汚染常時監視の結果では、二酸化硫黄・一酸化炭素・二酸化窒素・浮遊粒子状物質・微小粒子状物質(PM2.5)は、全ての測定局で環境基準を達成した。しかし、光化学オキシダントは全ての測定局で、環境基準を達成できなかった。2)有害大気汚染物質のモニタリングでは、環境基準が設定されているベンゼン等4物質、指針値が設定されているアクリロニトリル等9物質は、全て環境基準・指針値を達成・満足した。同県では、引き続き常時監視やモニタリングを行い、環境基準の達成状況を把握するとともに、大気汚染防止法等に基づく対策を総合的に推進し、環境基準の達成・維持に努めていくという。