滋賀県は、平成29年度地下水質測定結果を公表した。同県では、水質汚濁防止法第16条の規定により策定した「平成29年度地下水質測定計画」基づき、地下水質の調査等を実施した。調査結果は以下のとおり。1）概況調査：54区域（60地点）で、環境基準が定められている項目等30項目を調査した結果、5区域（5地点）で砒素、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレンが検出された。2）検出井戸周辺調査：事業者が実施した敷地内の地下水調査で検出があった14地点で実施した結果、調査項目は全て不検出であった。3）継続監視調査：汚染監視調査を50地域（208地点）、経過観察調査を5地域（9地点）で実施。そのうち、4地域については、監視対象項目が2年連続で環境基準値以下となったことから、今年度で継続監視調査を終了することとなった。