環境省、オリックス(株)の風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を公表
発表日:2018.06.08
環境省は、オリックス(株)が徳島県で計画している「(仮称)天神丸風力発電事業に係る計画段階環境配慮書」に対し、平成30年6月8日付けで環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。同事業計画は、徳島県内の1市2町(美馬市、名西郡神山町および那賀郡那賀町)に風力発電所(事業実施想定区域面積:約2,990 ha、最大総出力:144,900 kW(2,300~3,450 kW程度×42基)を設置しようとするもの。配慮書に対する意見では、1)特定植物群落等の範囲を事業実施区域から除外し、動植物や生態系への影響について予測等を行い、重要な自然環境のまとまりの分断を回避すること、2)ツキノワグマ等については、専門家の助言のもと、生息範囲等を把握し、影響が想定される範囲を事業実施区域から除外すること、3)眺望景観への影響を回避するため、フォトモンタージュ等による客観的な予測等を行うこと、4)「剣山スーパー林道」を中心に、登山道等、人と自然との触れ合いの場において、直接改変を原則回避すること等を求めている。
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