環境省は、愛媛県宇和島市および南宇和郡愛南町で実施予定の「南愛媛第二風力発電事業（電源開発（株））」に係る環境影響評価手続きの進捗状況を公表した。同事業は、最大で総出力40,800 kWの風力発電所を設置しようとするもので、環境影響評価については、「配慮書」の手続（平成26年3月～4月）、「方法書」の手続き（平成27年8月～平成28年1月）を経て、平成30年4月20日から5月21日まで「準備書」の縦覧が行われ、知事意見が提出されている。今回、経済産業大臣に対して、1)風力発電設備側による消音対策等及び稼働調整又は稼働停止等の環境保全措置を検討し、必要に応じて実施すること、2)風力発電設備の輸送計画及び工事用・管理用道路の線形を適切に見直すことも含めて検討し、切土量及び盛土量の最小化や縦断勾配の緩和を図るとともに、これら区域の土地の改変を回避又は極力低減するよう努めること等を求める、環境大臣意見を平成30年10月18日に提出したという。