（公財）都市緑化機構は、屋上・壁面緑化技術コンクールの受賞団体を発表した。このコンクールは、同財団が、地球温暖化の抑制や生物多様性の保全に寄与する都市の緑化保全と緑化推進の普及啓発を目的に実施している「都市の緑3表彰」のひとつで、建物の屋上や壁面などの緑化に積極的に取組み、優れた成果をあげている企業等を顕彰する制度。2018年度（第17回）は、国土交通省、環境省、東京都および（株）日本経済新聞社の後援、第一生命保険（株）の特別協賛などを受けて、2017年度末までに工事完了している案件を募集し、学識経験者等11名からなる審査会を経て、国土交通大臣賞（2点）など4賞の贈賞者を決定した。なお、「環境大臣賞」は生物多様性、環境への配慮等の視点から審査され、応募総数25件のなかから、地域の自然環境を活かした街区整備に伴う屋上緑化（YKK不動産（株）など6社）、神社の再建に伴う空間創出における壁面・特殊緑化（三井不動産（株）など5社）の取組事例が受賞した。