環境省は、第4次レッドリスト（平成24年8月公表）を見直し、第4回目の改訂版「レッドリスト2019」を公表した。「レッドリスト（絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト）」については、おおむね５年ごとに全体的な見直しに加え、生息状況の悪化等によりカテゴリーの再検討が必要な種に関する随時見直し等が行われている。第4次レッドリストについては、平成27（2015）年度に第1回目の改訂が行われ、2017・2018年度にも分類群や掲載機種を改訂したレッドリストが公表されている。「レッドリスト2019」では、鳥類「トキ（Nipponia nippon）」のカテゴリーが野生絶滅（EW）から絶滅危惧種ⅠA（CR）となり、その他無脊椎動物「トキウモウダニ（Compressalges nipponiae）」については情報不足（DD）と評価された。同省ホームページにおいて「環境省レッドリスト2019」や、今回見直しの対象となった2種のカテゴリー再評価理由等を解説した同「補遺資料」を閲覧することができる。