環境省、愛知県内でヒアリを防除・確認(2/15通報分)
発表日:2019.02.18
環境省は、平成31年2月15日に愛知県愛西市の事業者から通報があった約30個体の「疑わしいアリ」を防除し、それらが特定外来生物ヒアリ(Solenopsis invicta)であることを確認した。当該アリは、フランスで積み込まれ、シンガポールを経由して名古屋港の飛鳥ふ頭に陸揚げされたコンテナ内で発見された。発見当日、同省中部地方環境事務所は事業者に、発見場所周辺における殺虫餌(ベイト剤)・粘着トラップの設置を指示し、翌日から同月18日にかけて、愛知県自然環境課、名古屋港管理組合および事業者等とともに目視調査などを行った。飛島ふ頭に返却されていた当該コンテナ内でさらに2個体のアリが発見されたものの、それらは直ちに殺虫処理され、コンテナ自体の燻蒸消毒なども行われている。粘着トラップの追加設置などを継続しつつ、事業者等に対し、発見したアリ集団が多数である場合はコンテナを静置してから強粘着ガムテープによる目張りを、少数の場合は市販のスプレー式殺虫剤等による駆除を行うよう、具体的な対応を呼びかけている。
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